精霊の守り人

NHKのBS2で放送しているんだが、これがなかなか面白い。
BS2という間口の狭さと絵柄が萌え系ではないのでオタクの間で話題にはなっていないようだが、実はこの作品、攻殻機動隊と同じProductionI.G.で監督も同じ。動き一つを見ても質が高い。
BSの高画質もこの作品には向いている。
原作は児童文学らしい(→Wikipedia)が、そうとは思えないほど話はシビアで、ご都合主義を感じない。
ジャンプアニメだったら戦った相手がどんどん仲間になっていくだろうが、このアニメはそんなこともなさそうだ。
各キャラクターそれぞれに事情があることが短い時間で上手く描写されているのだが、キャラクター同士は敵対しているためどんな事情があるのか、どんな想いを抱いているのかは知りようがない。
結果的に敵対者は戦いの果てに死んでいくだけで仲間にはなりようがない。
話の都合のためにキャラクターが存在するのではなく、各々の選択の結果として話が作られていくという感覚を久々に味わった。
問題はBSなので保存できないことなのだよ…

アニメ

Posted by いつみゆう