Winnyユーザの視点、セキュリティ観点からのWinnyネットワーク
上記ではあえて言及しなかったが、Winnyには困った特性があって、自分がリアルタイムで何を持ち、何を送信しているのか分からないようになっている。キャッシュ内容を確認する補助ツールもあったと思ったが、基本機能としては持っていない。警告を受けてもどのキャッシュが該当のものか分からない。全てのキャッシュを消してもいつかはまたキャッシュが生成され、問題のあるものがその中に含まれる可能性がある。
上記エントリではユーザ視点で、Winnyはこのように危険であり、捕まる可能性すらあるリスクの高いソフトウェアになってしまった[1. なってしまった、だ。違法なコンテンツが蔓延していなければこのリスクは低かったかもしれない]ことを述べた。
一方、Winnyネットワーク全体を見ると、それ以上の危険がある。流通を制御できない、という危険が。一度流れたコンテンツは延々と流れ続ける。個人情報が流れてしまったら目も当てられない…既に流れているらしいが。
この件については高木浩光氏が再三警告している。タイミング良く氏の最新エントリがこの問題を扱っている。
また、InternetWatchの記事でもこの件について「人気のあるファイルはキャッシュから消えない」と伝えている。
- 訴えられる、最低でも警告を受ける可能性があり
- ウィルスが蔓延していて
- ファイル送信の制御が出来ず
- 脆弱性まである
やはりWinnyは危険としか言いようがない。使うことは全くお勧めできない。いや禁止。使用を停止した方がいい。
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