メゾン4畳半

銀座のエルメスでそういうタイトルの展示をやっているのだ。仕掛けは藤森照信という建築家で、俺は存じ上げなかったがおもしろい建築をする方である。
自然素材を使うという拘りがあるようで、代表作にタンポポ・ハウスや高過庵というものがあるそうだ。いずれも確かに自然素材で彩られている。あとでリンクをしておこう。
さて、今回の展示テーマは4畳半である。日本人はが住まいとしての最低基準として考えるのは昔から4畳半であると主張して、3つの4畳半の家を造ったものだそうだ。
確かに4畳半という狭さはしっくりくる。3つのうち2つは解放感にあふれるデザインだったが、もう一つがかなり密閉型で実に落ち着く。酒を飲む部屋として自分でも作りたいくらいだ。
いかにも手作りというでたらめさも良かった。子供の頃の秘密基地を思い出す。
4畳半というサイズはどこか郷愁を感じさせるものだな。