気象衛星観測について(気象庁)

気象衛星観測について(気象庁)

無事に静止軌道に投入されたとのこと。機能確認が残っているのでまだ安心はできないんだが、ここまでの推移が順調なのは目出度い限りだ。

愛称も慣れ親しんだ「ひまわり」を継承ということで、それもうれしい。

さて、宇宙開発には金がかかる。前回のH2A6号機の失敗時には税金の無駄などと散々非難されたものだが、あれは非難するほうが間違っている。まだ 10機も打ち上げていない初期段階のロケットなどもっと失敗してもおかしくはない。

10機打ち上げ予定で、成功率8割を見込む。予算はこれこれ、という説明を受けて、全体として金の使いすぎだという非難はあっても良いが、1機の失 敗を槍玉に税金の無駄などと言うのはナンセンスである。ロケットの打ち上げは常にぶっつけ本番のようなものだということをいい加減に理解してほしいのだ が。

その上で宇宙開発は必要かという議論はありだろう。俺はもちろん推進派である。我々が普段意識しなくても人工衛星のおかげでどれだけ便利に暮らして いるか。理学系は専門ではないが、どれだけ恩恵を受けているか。すでに引き返せない道なのだと、個人的には思っている。