個人のプライバシーは何故守られなければならないのか

という話を書いてみたいと思うのだが、そんな素養は俺にはない(ぉぃ
俺が個人的に今のままのRFIDの普及に反対意見を持っているのは、自分が何処で何をしているのか全く無関係の第三者[1. 固有IDのシンプル・シナリオにおけるボブにあたる]に知られる可能性があるというその一点にある。
どうもRFID推進派の中でも声高な一部の人たちはこの点を勘違いしているように感じる。俺個人の意見なのだが、暗黙のものであっても自覚的に個人情報を渡す分には構わないのだ。良く例に挙げられるものとして、クレジットカードや会員カードなどがこれに当たる。
これを勘違いして「既に追跡はクレジットカードなどを使って可能である。今更何をいうのか」などと論じる人もまた多いのだが…これは論としておかしい。追跡出来ること自体は問題ではないのだ。繰り返し全く無関係な第三者に追跡されうることが問題だと言っている。
今までのアイテムはクレジットカードにしろ会員カードにしろ、あるいは携帯電話にしろ、追跡出来る人物には限りがあった。RFIDはその限界を取り去ってしまう危険性がある。それをどうにかしてくれない限り俺は怖くてRFIDを使って欲しくない。
何処の誰ともわからない人間にいつでも追跡可能になる装置を与えないで欲しい。それは何も今現在の話だけではなく、将来的に妻になる人を、子供をいつでも監視可能なものなど普及して欲しくないのだ。
ところで何故こんなことを書いたかというと、ICタグ飛躍への課題(会員のみ)というITProのコンテンツのフィードバックで「俺はプライバシーなんか気にしない。RFIDでマーケティングが高精度にできる方が企業としても個人としてもありがたい。プライバシー厨は(・∀・)カエレ!!」(意訳)という意見があったからだ。[2. 釣りと見た。煽りか?]
俺はそんなことはない。誰もがあなたと同じように考えるわけでもない。一つの意見としては考慮する価値はあるだろうが、俺としては賛同しかねるので書いてみた。[3. いや、反応リンクに載っちゃったからというのもあるけど。昨日の文章ではどうにも説明不足を感じたし]