映画のように遠距離からタグを読み取られて監視されるような事態は技術が相当進化しないと無理だと述べておられた。進化したときを想定して規格を制定してほしいんだけど。ついでに言うなら羽田氏の言うところのプライバシー論者は遠距離スキャンは当面の問題とはみなしていないと思うんだけどな。
俺が気にするのはリーダが小型化して無差別に読み取られることなんだけど、それに関してはGoogleIDなんてものができたらという視点で書いてたのがちょっと面白かった。確かにスキャンしたものをガリガリネットワーク上に流して、それをGoogleで検索できるようであれば脅威だ。口頭でも説明してほしかったな。
上記のGoogleIDのような話を既存のネットワークの問題であってRFIDの問題ではないとするのはいただけない。固有IDを使わなければいい話だ。固有IDを使わせたいのは販売・流通側の事情のほうが大きいのだから、その説明責任を果たさずにネットに流れたプライバシー情報の回収ができないのは現状でも同じとするのはおかしい。
[追記]2005/11/18 0909
Auto-ID LabsをAutoIDセンターと誤記していたので訂正。申し訳ありません。

 

ランドセルに電子タグの実証実験(Slashdot JP)

子供のプライバシーは制限されるものと思っているので、子供にRFIDをつけて管理を行うこと自体には特に異論はない[1. 子供にしたらうざったいだろうけど。ちょっと知識がある子供ならランドセル放置するだろうな]が、近畿総合通信局の報 道資料にはRFID自体の安全性に言及がない。トラッキングを行うシステムなんだから第三者には利用できないことを説明する必要があると思うんだ けどなぁ。このRFIDは固有IDじゃないだろうね?[2. 固有IDの問題点に関しては固有IDのシンプル・シナリオを参照]

あと、電話などで保護者から登下校履歴を問い合わせとあるけど、これは本人認証どうするんだろう。無関係の第三者からの問い合わせにもほいほい答え ちゃうのかね?[3. 別に今始まったことじゃないけどね。実験中は更に安易に回答しそうだなという予測]

現実問題としてすぐさま犯罪利用されるなんて思っちゃいないけれども、「就学児童の安全確保に向けて」と謳うからには将来的に予測される脅威への対 抗手段を考えておいて欲しい。RFIDリーダが至るところに設置されている状況でも保護者(および教育機関など)のみが安全に追跡できないようでは意味が ないのではないか。

また、このシステムでは登下校の時間しかわからない。途中で道草をして時間がかかっているのか、事件に巻き込まれているのかは判別できないのが明確 にわかる。一方で危険な場所とされたところにいくとそれは認識できるようだがその程度の中途半端さでいったい何を実証したいのかよくわからない。

 

大日本印刷など、ICタグによって登下校情報をメールで配信するサービス(Internet Watch記事)

ID読めるだけで問題だと何度も言われてるんだけど、対処済なんですかねぇ?

俺はリーダの価格を初めて見るんだけれども、十分に安いよね。詳細調べてないから何とも言えないんだけれども、仮に簡単に手に入れることが出来て、 大日本印刷製のRFIDを今後も読めるようならいくらでも悪用出来ると思うんだけど。

高木氏の日記に注目しておいた方がいいかな。

−追記−

スラッシュドットジャパンにこの記事のストーリーができてますね。(2003/11/19 19:07)

−追記2−

毎日新聞に更なる詳細が載っていますね。これによると児童は能動的にタグをかざさなければいけないようなので電波の到達距離はさほど でもないのかな?だとしてもリーダが蔓延するような環境になったときのプライバシー保護は考えておかなければいけないことだけど。

記事ではわかりにくいので大日本印刷とドコモシステムズのサイトを見たけど載ってない…。(2003/11/21 10:48)

11月 042003
 

RFID関係でAuto-IDのセキュリティスタンスが来週発表される見込み(ZDNetの記事)Office氏がμチップ関係者と話された結果わかったこと
続報待ちですな。

 

このネタは一般の人にはわかりにくいのか(まあ、ここ読んでる人は少ないだろうし)いまいち食い付きが悪いのだが、このネタにおける究極レベルの解説文書が出ました。さすがは結城浩さん[1. プログラマ、テクニカルライター。大変わかりやすい文章を書く方です。]ですねぇ。技術のことはまったくわからない人にも理解しやすいようになっていますので、ぜひ読んでみてください。俺を含めた、ちょっと待った派[1. プログラマ、テクニカルライター。大変わかりやすい文章を書く方です。]の懸念もよくわかるかと思います。

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